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『MASTER BUNNY EDITION STYLE』JUNPEI wears MASTER BUNNY EDITION

JUNPEI wears MASTER BUNNY EDITION JUNPEI wears MASTER BUNNY EDITION

溝端淳平×MASTER BUNNY EDITION
LOOK 02

前回に引き続き、MASTER BUNNY EDITIONの新作を
着こなしてくれたのは俳優・溝端淳平さん。
10代で華々しいデビューを飾ってからは、苦しい時代もあったという溝端さん。
甘いマスクの裏にある、愚直な努力を続けた俳優人生の軌跡を伺いました。

ゴルフが上達したら、この夏は
ハーフパンツにも挑戦したい

──第2弾となる今回は、夏らしい爽やかなボーダーポロシャツ×ハーフパンツのコーデでした。実際に着てみていかがでしたか?

「ボーダーや、ゆるっとしたシルエットの服は、私服でもゴルフでもなかなか着ないので、新しい自分を発見できました。モノトーンカラーの服は自分の中の定番なので、色合いはすごくしっくりきました」

──普段のゴルフでは、シンプルなスタイルと派手なスタイル、どちらが多いですか?

「色味は落ち着いていても、デザインは派手目なものをあえて選んでいます。シンプルすぎると私服と変わらなくなってしまうので、ゴルフ場だからこそチャレンジできる、デザイン性のあるものを選ぶことが多いです。夏は青や緑などの色物を着ることもあります」

──ゴルフではロングパンツ派と伺ったのですが、どんなこだわりがあるのでしょうか?

「僕はゴルフを始めてまだ1年半ほど。去年の夏は今よりもっとゴルフ歴が浅くて、ボールがラフに行ったり林に入ってしまったり...。脚が擦れるのが怖くて、ハーフパンツにはなかなか手が出せなかったんです。もう少し上達したら、今年の夏はハーフパンツにも挑戦してみようと思います」

蜷川幸雄さんに
「才能ない。辞めちまえ!」とハッキリ言われ、吹っ切れました

──ここからは仕事の話を聞かせてください。10代でデビューされたときはどんな心境でしたか?

「10代でこの世界に入って、ありがたいことに仕事もたくさんいただいて、夢物語のようなデビューでした。行定勲監督の映画『GO』を観て、『広い世界を見ろ。そして自分で決めろ』というセリフに背中を押されて俳優になることを志したのですが、まさかその道が本当に開けると思っていなかったので...。目の前のチャンスに死に物狂いで食らい付いて行った感じでした」

──ご自身が望んだ道とはいえ、つらい時期もあったのではないでしょうか?

「10代、20代は自分の実力がついていかないままに仕事の規模が大きくなり、自分でも納得のいかないことが増えていきました。もっと芝居が上手くなければいけないのに実力も経験も足りず、周りの顔色ばかり伺って、芝居自体を楽しめなくなっていきました」

──どうやってその状況を乗り越えられたのですか?

「23歳で、初めて蜷川幸雄さんの舞台に出させていただいて、ハッキリと『才能ない。辞めちまえ!』と言われたんです。ここまでハッキリ言われることはなかったので、面と向かって"お前ダメだぞ"と言ってもらって吹っ切れました。そこから、"才能がないなりに努力しするしかない"と気持ちを切り替えられました」

諦めずにひたむきにずっとやり続けている人が
最終的には長く生き残ると信じています
──蜷川幸雄さんから厳しい言葉をかけられた後も、俳優として前向きに進めたのですね。

「自分の現在地を知って、"まだこれからなんだ"と思えたことがうれしかったんだと思います。周りに才能のある人はたくさんいますが、向き不向きって一瞬ではわからないんです。諦めず、ひたむきにずっとやり続けている人が最終的には長く生き残って、どこかのタイミングで才能が開花することが多いのかなと思います」

──今は30代になって、仕事の上で変化はありますか?

「30代になって、"もっと自分を追い込むような環境に身を置かなければ"というプレッシャーを感じています。年齢を重ね、キャリアを積むほどに厳しいことを言ってくださる方はどうしても少なくなってきます。それでも成長し続けるために、険しい道と簡単な道があったら、あえて険しい道を選んでチャレンジし続けることで、新しい景色を見ていきたいです」

──最後に、仕事で大切にされていることを教えてください。

「嘘をつかないことです。自分の意見を素直に伝え、相手の意見もちゃんと聞く。真剣に仕事をしているのだから、そこに変な気遣いは必要ないのではないかと。もしかしたら今の世の中には合っていないのかもしれないけれど、もっと腹を割って本気のコミュニケーションをしていきたいと思っています」

PROFILE

1989年生まれ、和歌山県出身。2006年に『第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』でグランプリ及びボルテージ賞を受賞。2008年、『ハチワンダイバー』でドラマ初主演を果たし、同年『DIVE!!』で映画でも初主演を務めた。以降ドラマ、映画、舞台など幅広い分野で活躍中。近年では、大河ドラマ『どうする家康』、『何曜日に生まれたの』、『民王R』、『まどか26歳、研修医やってます!』に出演。秋には二兎社舞台『狩場の悲劇』への出演が控えている。

STAFF

PHOTOS: SIO YOSHIDA
VIDEO: KO TATSUSHI @ZONA
STYLING: NATSUMI SATO
HAIR & MAKEUP: MIHO KAI @ROI
TEXT: AYAHA TAKADA
DIRECTION: DAI IWAYA