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『MASTER BUNNY EDITION STYLE』HAYATO ICHIHARA wears MASTER BUNNY EDITION

HAYATO ICHIHARA wears MASTER BUNNY EDITION HAYATO ICHIHARA wears MASTER BUNNY EDITION

市原隼人×MASTER BUNNY EDITION
LOOK 01

機能とデザインを高い次元で両立し、プロからも支持を集めているMASTER BUNNY EDITION。
今回ウェアを着こなしてくれたのは、俳優の市原隼人さんです。
幼少期から器械体操、水泳などスポーツに親しみ、今でも日常的に身体を動かしている市原さんが
MBEのアイテムを実際に着用してみて感じたこととは...?

着た瞬間に
品格を持たせてくれるウェア

──撮影お疲れさまでした。今日は市原さんご自身の提案でジャンプをしていただいたり、走るようなポーズを取っていただいて、これまでにない躍動感に溢れる写真が撮れました。

「滑稽でも、周りから笑われても、その現場でできることにはすべて挑戦したいと思っているので、自分にできることを試行錯誤して模索しながらカメラの前に立っていました」

──まずは今日着ていただいた衣装の感想を伺えますか?

「着ていて気持ちよかったです。それに自分のモチベーションを高めてくれるウェアでした。ゴルフは自然と向き合うスポーツですよね? そんな競技だからこそ繊細さが求められると思うのですが、今日のコーディネートはシンプルなアイテム同士の組み合わせながら着た瞬間に品格を持たせてくれると感じました」

──市原さんは幼少期から器械体操や水泳を始められて、空手、ボクシング、そしてトレーニングも。スポーツをたくさん経験してきていらっしゃいますが、身体を動かすことにはどんな意味がありますか?

「スポーツと向き合うたびに、その日その日の自分のコンディションを知るきっかけになりますし、精神面の支えにもなっています。身体を動かすたびに直面する、自分のなかの弱さを乗り越えるための手段のひとつです」

──その自分の弱さに負けそうなとき、むしろ負けてしまうときはありませんか?

「毎日、自分に負けています。今はトレーニングがメインですが、2歳から水泳と器械体操を、その後も空手、ボクシングなどをやってきました。スポーツは毎回明確な目標をいただけるんです。明確な目標があるということは、最終的に試されているのは精神面だと思っています。諦めたらすべてが終わってしまいますし、諦めさえしなければ "できる、できない" は他人が決めることができませんから。僕はスポーツ選手ではなく役者ですが、自分の仕事においても必ず成功するために何度でも何度でも挑戦する気持ちというのをスポーツから教わっています」

自分が思うよりも
真摯に
作品に向き合ってくれる
ファンがいる

──ゴルフをプレーすると必ずスコアが可視化されて、次への目標が生まれる。すごくわかりやすいスポーツだと思います。一方で役者というお仕事は目に見える結果が得づらい気がします。それでも長く一線で活躍し続けるモチベーションはどこからきていますか?

「それは一択です。お客様に楽しんでいただくという、その思いだけです。そのために命をかけてこの職業と向き合うという覚悟を持っています」

──その覚悟はいつ生まれたのでしょうか?

「自分が思う以上に真摯な思いでドラマ、映画、舞台を観てくださる方がたくさんいる、それを知った瞬間に涙が止まらなくなったんです。あと余命が3カ月しかないんですけれど、市原さんの作品を観ると笑顔になれるんです。学校に行く勇気がなかったんですけど、作品のおかげで勇気が出ました。そんな声をいただいたときに、この仕事は覚悟を決めてやるべきだと感じたんです。そういう方たちに恥じないように、誰よりも愚直に、笑われようがそういう姿勢で向き合っている方が僕は気持ちがいいんです」

お客様に喜んでもらうために
自分が存在する
──10代からお仕事を始められていますが、そこまでの強い覚悟をデビュー当時から持っていましたか?

「いえ、10代の頃は嫌で嫌でたまらないときもありました。現場は体力勝負なので、マネージャーが車の外に出た瞬間に鍵を全部閉めて "もう絶対に仕事に行かない" と言ったこともありました。身体も心も役者という仕事に馴染んでいなくて、頑張るポイントもわからない。だからどう向き合ったらいいかがわからない。そんな時期が10代のときは沢山ありました」

──そんな市原さんを救い、変えてくれたのは観てくださるファンのみなさんの声だったのですね。

「まさにその通りです。応援してくださる皆様の気持ちと声。コロナ禍でしばらく舞台挨拶もできずに会えなかったんですけれど、久しぶりに皆様の顔を拝見したときに、あぁ、やっぱり自分はお客様に楽しんでいただくために存在するんだな、と。まだこの仕事を始めて25年ですが、役者という仕事の根源に触れて、それを大切にしながら毎日過ごしていきたいなと思っています」

PROFILE

1987年、神奈川県出身。小学校5年生のときに、渋谷でスカウトされたことをきっかけに芸能界入り。映画『リリィ・シュシュのすべて』でデビューし、2003年の主演映画『偶然にも最悪な少年』では、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。以降、映画、ドラマ、舞台で活躍。10月からは、主演ドラマ『おいしい給食 season3』が放送される。

STAFF

PHOTOS: ND CHOW
STYLING: MASAAKI IDA
HAIR & MAKEUP: HIROYUKI OHMORI@VANITES
DIRECTION & TEXT: DAI IWAYA